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心の病は改善します

ナース

副作用は抑えられます

日常生活の中で様々な苦しみや悲しみに直面する場合があります。殆どの人は迷いながらも前向きな姿勢で日々を過ごしています。しかし自分の力だけではどうしようもない大きな問題が生じた場合や決断を迫られた時に人の心は疲弊し、病んでしまう場合があります。漠然とした不定愁訴や不眠症等が原因となり、うつ病になる人がいます。うつ病は今や15人に1人は患うと言われる程に増加し続けている精神疾患です。無気力な精神状態が続き、頭痛や吐き気、食欲の低下等の身体的な症状がも酷くなります。この様な辛い症状が原因となり仕事で失敗やミスをくり返す様になると、自信を失い更に症状が悪化します。中には休職を余儀なくされたり、日常生活も普通にできなくなったりする場合もあります。うつ病は気分障害の一種ですが、患う人の多くは真面目で仕事熱心な人や社会的評価の高い人が目立つのが特徴です。うつ病は適切な治療を受ければ3ヶ月程で回復できる人もいますが、完治させるまでに長い年月を要する人もいます。そして本人が自覚できる場合もありますが、周囲の人から指摘されてから気が付くケースも多いです。初期症状を見逃さず、適切な対応策を講じる事で短期間に社会復帰する事が期待できます。うつ病の治療には一般的に抗うつ剤等を使用した薬物療法が中心になります。これ等の薬は医師の指導をきちんと守りながら使用しないと効果を得られないばかりか、症状を悪化させてしまう場合があるので注意が必要です。特に中断する場合には医師と相談してから少しずつ減らす必要があります。自己判断で止めてしまうと離脱症状が強く起こり、吐き気やふらつき等の症状で苦しむ事になります。うつ病の治療に使用する抗うつ剤は、うつの症状を次第に緩和させてくれます。個人差はありますが、約2週間前後で効果を感じる人が殆どです。抗うつ剤とは脳内の神経伝達物質であるセロトニンやノルアドレナリン、ドーパミンの量を増やす効果を促すものです。現在主流になっているSSRIやSNRI、NaSSAといった抗うつ剤は副作用が少ないのが特徴で、日常生活に支障をきたす事なく利用し続ける事ができるのがメリットです。かつて頻繁に利用されていた3環系や4環系といった抗うつ剤を利用していた人は口の渇きやふらつき、体重増加等の副作用に悩まされた人も多いです。しかし副作用というデメリットはあっても高い治療効果は得られます。SSRIやSNRI等では効果が無いと判断されたうつ病に関しては、今でも3環系や4環系の抗うつ剤が処方される場合があります。どの様なタイプの抗うつ剤でも全く副作用がないという事はないので、ある程度までは耐えて利用する事になります。明らかに異常な症状が生じた場合には中止したり薬の量を減らしたりしていく処置をします。場合によっては副作用を和らげる薬を処方する事もあります。そして完治させる為には、うつ病の原因についても知っておく事が大切です。原因となるのは脳内神経伝達物質の減少だけではなく、ストレスや考え方もあります。ストレス耐性を高め、うつ状態となり難い思考回路を作っていく事も必要です。その為には認知行動療法等の心理療法を受けるのが効果的です。心理療法を受ければ、考え方のバランスを取りストレスに対して柔軟に対応できる心の状態になる事ができます。医師との信頼関係を築く上でも重要な役割を果たし治療効果も高められます。